2018年04月13日 16:35更新
上越消防本部と上越北消防署は、それぞれ現在の場所から藤野新田に新しい庁舎をつくり、移転することになった。13日は建設工事を前に安全祈願祭が行われた。
合同庁舎はリージョンプラザ上越の近くに建設される。現在、消防本部は北城町、上越北消防署は春日新田にあるが、この移転によって上越インターチェンジが近くなるなど、上越市全域に対するより機動力の高い消防活動ができると見込まれている。
建設事業費は約41億円。新しく建てられる新庁舎は免震構造の5階建て、消防車や特殊車両など23台が配備される予定。また庁舎の近くには関川があるが、洪水で氾濫した場合でも消防機能が低下しないよう、指令センターなど必要な機能は4階に設置される。
災害などの緊急対応として、北消防や南消防になかったヘリポートも新設される。この他、敷地内には、訓練棟が3棟建設される。ビルや住宅での消防訓練の他、山岳救助訓練ができる施設も設置される。
上越地域消防事務組合の伊藤公雄 消防長は「管内の災害にいかに迅速に対応できるか、十分ふまえたつくりになっている。消防職員の活動しやすいスペースと市民のための教育スペースが十分備わっている」と話した。
新庁舎は来年12月に完成し、翌年の3月から運用が開始される予定。
※2018年4月13日 ニュースLiNK 初回放送18:30~
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