2018年03月27日 16:33更新
上越地域医療センター病院は、老朽化による改築計画が現在検討されている。それにあわせ、新しい病院では、これまで以上に患者のリハビリや在宅復帰を支援する機能を充実させる方針であることが分かった。
これは、上越地域医療センター病院の改築を検討してきた基本構想策定委員会の報告書で明らかになった。
報告書によると、病院の基本的な役割として、これまで通り、急性期を脱した患者の回復期や慢性期医療の患者を受け入れる方向を求めている。
その上で、患者が一定程度回復した後、すみやかに在宅復帰できるよう、さらなるリハビリ機能の充実をあげている。たとえば、家族ともども宿泊体験ができるスペースの設置、屋外のリハビリコースや菜園の整備などがある。あわせて、在宅支援に欠かせないものとして、訪問看護ステーションの対象エリア拡大、病院に通わずにリハビリできる訪問リハビリの充実も報告書に盛り込まれた。
そのほか、病院の規模は医師の確保などが難しいことから、これまでと変わらず200床未満が望ましいとしている。
さらに、ここまで議論が続いてきた建設場所については、現在地を第一選択肢としたうえで、上中田、大和6丁目をあわせた3か所をあげている。
畠山牧男座長は「市民が利用しやすく、さらに役に立つ病院になってほしい」と話していた。
基本構想策定委員会では、この報告書を来月5日、村山市長に提出する。その後、市では報告書をもとに基本構想をつくる方針。
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