2018年03月11日 21:43更新
上越高校の文化部が開く体験型イベント、「上越高校スプリングフェスティバル2018」が11日初めて開かれ、休日の学校が多くの家族連れで賑わった。この催しは上越高校の文化部の活動を多くの人に知ってほしいと今年度初めて開かれた。きっかけは同校吹奏楽部がイベントを開こうとしているときに、「吹奏楽部だけではもったいない!文化部全体を巻き込んでやろう!」と顧問の教職員たちが意気投合。参加した文化部は10のクラブで、学園祭などとは別に文化部だけで地域に向けてイベントを開くのは今回が初。
イベントの特徴は部活動の体験。こちらは書道部。教室を丸々使い、大きな紙の上に文字を書くコーナーを企画。テーマは「植物の名前を書く」だったが、大胆な自由さが売り。
囲碁将棋部では、ブームにあやかってか高校生と対局しようと老若男女が参戦。真剣なまなざしで指しあう。
英語クラブでは、小学生と高校生が英語を使って、トランプのゲームに挑戦していた。訪れていた小学生の方が積極的に「Do you have...?」と相手の手の内尋ね、高校生もタジタジ。
また人気だったのが写真部の体験コーナー。なんと同校の制服にコスプレでき、部員がインスタントカメラで撮影してくれる。この部屋に伺ったときは、訪れていた保護者も挑戦したそうだったが、小学生たちにコスプレ役を譲っていた。
お昼時には料理部による「とんじるラーメン」が販売され、用意していた100食分を完売した。
初開催ということで学校の先生や生徒も当初は100人に満たない位の来場を予想していた。しかし蓋を開けてみれば家族連れが多く、予想の2倍の約200人が学校を訪れ、ホスト役の上越高校生たちは次々に教室に訪れるお客を迎え入れようと、うれしい悲鳴を上げていた。
開催のきっかけを作った、吹奏楽部顧問の松澤秀明教諭は「期待以上のものが目の前にあり、興奮している。生徒が地域の人と一緒になって盛り上がっているので、学園祭とは別の文化祭として大成功。来年も開催する予定。」と満面の笑みを浮かべていた。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.