2018年02月17日 09:02更新
新潟県建設業協会上越支部の青年部会などが、建設業の魅力ややりがいを知ってもらおうと16日、上越総合技術高校の生徒と意見交換会を開いた。
青年部会では、建設業の担い手を確保するため、土木科がある上越総合技術高校と高田農業高校の生徒を対象に、数年前から建設現場の見学会や従業員との意見交換会を開いてきた。上越総合技術高校での意見交換会には、環境土木科の2年生30人をはじめ、地元の建設会社で働く若手技術者、公共事業を発注する国や県の担当者が参加。
生徒からは、仕事のやりがいや苦労、必要な資格について質問が出されたほか、中には初任給の額や女性との出会いはあるかなど、突っ込んだ質問もあり若手技術者がていねいに答えていた。
一方、若手技術者からは高校の授業で行う測量実習が就職してからおおいに役立っているので、しっかり取り組むようアドバイスがあった。
上越総合技術高校の伊藤教諭によると環境土木科の進路は10年ほど前は進学が就職を上まわっていたが、こうした地元建設業者の働きかけもあって最近は就職が8割に増加。そのうち4人に3人が地元の建設業者を選ぶまでになっているという。
参加した生徒は「残業が少ないと聞き、不安が解消された。きついイメージがあったが最近はそうではないと思った」と話していた。
新潟県建設業協会上越支部青年部会の市川部会長は「今後は見学会や説明会の対象を普通科の生徒や保護者にも広げ、建設業への理解をさらに広めたい」と話していた。
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