2017年11月10日 15:43更新
上越市中郷区を盛り上げようと、区の中心部にある二本木駅の構内に地元の住民などがサクラの木を植えた。植樹には地元の小・中学生も参加し、まちづくりへの関心を高めた。
参加したのは二本木駅やまちの活性化に取り組むNPO法人「中郷区まちづくり振興会」や地元の中郷小学校3年生、中郷中学校すべての生徒など約130人。駅の構内に高さ4mのサクラの木を5本植え、土をかぶせた。
植樹は昨年度、中郷中学校の3年生がまちづくりを考える授業を通して考え、今回「中郷区まちづくり振興会」が実現させた。駅前には八重桜があり、これに合わせて八重桜が植えられた。来年の春、花を咲かせる。
(二本木駅と八重桜)
参加した中郷中学校3年生の相浦大介さんは「中郷にたくさん人が来てくれるとうれしい」と思いを込めた。また、3年生の霜鳥優菜さんは「高校に進学したら駅を利用するので、サクラを電車の中から見たい」と楽しみにしている。 「中郷区まちづくり振興会」の竹内靖彦理事長は、「サクラの木がエネルギーを降り注ぐと信じている。永遠と中郷区にそびえたつように、区をひっぱりたいと」と地域や子どもたちの協力に感謝した。
「中郷区まちづくり振興会」では、植樹に向け寄附を募った。約2か月間で集まったのは、NPOの予想を超える50万円だ。市の補助金はあえて使わなかった。寄附を募ることで地元への愛着、関心を深めてほしいからだ。地元を愛する住民たちの思いが込められたサクラ。春になると、つぼみとともに喜びもいっそうふくらみそうだ。
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