2024年01月25日 13:54更新

能登半島地震の被災地に支援物資を送ろうと、上越市のボランティア団体が市民などから集めた水や食料などの物資がきょう1月25日（木）、石川県七尾市などに送られました。

物資を集めたのは、上越市のボランティア団体「能登半島地震の支援・上越有志会」です。

団体では、今月17日から22日までの6日間、市民や企業に協力を呼びかけてきました。

その結果、飲料水や食品、オムツや生理用品など、247の個人と団体から、大型トラック4台分ほどの物資が寄せられました。

中には、この活動を知り、大阪など県外からも物資が送られてきたということです。

能登半島地震の支援・上越有志会　五十嵐健一代表
「自分と同じ気持ちの人がたくさんいた。何かしたいが、どうしたらいいのかわからないという人が多く、気持ちの重みを感じた。こんなに（物資が）集まり、心から感謝している」

集まった物資は、石川県からの指示を受けて、この日、七尾市と珠洲市に送られることになりました。

そのうち、今も市内ほとんどで断水が続いている七尾市には、水およそ１万リットルと食品を届けます。

この日は中川市長が出発を見送りに駆けつけました。

上越市の中川市長
「皆さんありがとうございます。こういう取組は少なく、全国から物資が集まったと聞いている。天候も道の状態も悪いので、気を付けて行っていただきたい」

団体の五十嵐健一代表などは、きょう現地に入り、必要なものの状況を確認したうえで、今後も物資の募集を続けていきたいとしています。

能登半島地震の支援・上越有志会　五十嵐健一代表
「（現地の）役場や市役所に行って、会場の流れを把握したうえで、2・3回目の（支援）体制を整えて帰ってきたい」

上越市の中川市長
「現地の様子を見ると石川県は雪が降り、お湯が使えない人もいる。物資が届いて、できるだけ生活が改善されることを願っている。全力で（活動を）支援したい」

今後、募集するものや期間はまだ決まっていません。問い合わせなど、詳しくは団体の代表、五十嵐さんまで（TEL090-3686-5669）。