2024年01月05日 16:45更新
上越地域消防事務組合の管理者である上越市の中川市長が5日(金)、消防職員に訓示をしました。この中で、中川市長は今月1日の能登半島地震で上越市に人や建物などへの被害が相次いだことに触れ「余震が続いているため、万全な対応をお願いしたい」と呼びかけました。
中川市長
「職員の皆さんは地震発生直後から災害対応や救急対応。すべての職員に感謝。今後も余震が続く可能性がある。万全な対応をお願い」
地震により上越市内では5人が重軽傷を負い、消防が救急活動にあたりました。また、消防庁からの支援要請を受け、これまで隊員22人を被災地に派遣して救助活動に協力しています。
上越地域消防局 池田聡消防局長
「(派遣が)長く続いても対応できるよう今から隊員に準備するよう指示」
上越地域消防局によりますと、去年の火災件数は72件で、過去10年間で最も多くなりました。主な原因は、野焼きやたき火です。こうした状況を踏まえ、中川市長は野焼きやたき火は原則禁止されていることを、改めて市民に知らせるよう呼びかけました。
上越地域消防局 池田聡消防局長
「個別訪問をするなどあらゆる手段を使って防火を訴えている。引き続き市民に周知する最善の方法を考え広報する」
余震が続く中、上越市と妙高市では、さいの神が早いところで7日から行なわれます。消防では余震があった場合、さいの神が崩れないか監視して、例年以上に気をつけるよう呼びかけています。
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