2023年08月23日 15:57更新
お年寄りが暮らしやすい町をめざして、直江津商店連合会がお年寄りを見守る活動に協力することになり、22日(火)に上越市と協定を結びました。
この協定によって、直江津商店連合会は上越市と連携して、地域のお年寄りや支援が必要な人の暮らしを見守る体制をつくります。
連合会にはおよそ290の事業所が所属していて、協定に基づき、それぞれの店先や営業車などに「見守りネット」というステッカーが貼られます。
商店街を利用するお年寄りに、何か困っていたり、不自然な様子があれば、店側から積極的に声をかけて、場合によっては119番や110番通報、市などに連絡することになります。
直江津商店連合会 新井康祐 会長
「直江津商店連合会は広い。金融機関に入金や出勤するとき、お年寄りの不自然な行動があれば声をかけることが重要」
上越市 高齢者支援課 星野悟史課長
「(直江津商店街は)地域に根ざした商店街。地域のことを分かっている。直江津地区の見守りという面で意味がある」
市によりますと今年6月現在、市内の65歳以上の高齢者は6万1000人あまり、そのうち独り暮らしは1万1000人、市民の3人に1人が高齢者です。
上越市 高齢者支援課 星野悟史課長
「弁当業者が宅配に行ったとき新聞がたまっていた。『少しおかしい』と市に通報があった。家の中を確認したら倒れていて救急搬送したことも。これから後期高齢者が増え、ひとり暮らしや認知症も増えていくなか、協定の締結は意義があった」
見守りを支援する活動では、これまでに8団体、およそ4100の事業所が協定を結んでいます。
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