2017年09月20日 09:09更新
上越市吉川区の吉川商工会が、地元特産の自然薯を生地に練り込んだ“白い蒸したどら焼”の開発を進めている。発売に向け19日に試食会が行われた。
吉川商工会では地元の素材を使って、手軽に購入できる特産品をつくろうと、昨秋からどらやきの開発を進めてきた。商工会女性会員の有志が開発したのは“白い蒸したどら焼”。吉川区は県内でも有数の自然薯の生産地で、米粉ベースの生地にはこの自然薯が20%練り込まれている。味は粒あんとブルーベリーの2種類。時期によっては生地の米粉やブルーベリーも地元産が使用される。
商品名は吉川をアピールするため「よしかわうまれ」と命名。昨夜は委員会のメンバーと商工会の関係者が、2種類のどら焼きを試食した。出席者からは「もう少し小さくした方がいい」、「生地に含まれる自然薯を多く出来ないか」などの意見が出された。
吉川商工会 荻谷賢一会長は「ブルーベリーの味が違う。甘みのなかに酸味がある。他にはない餡になっている」と試食した感想を話し、「いろんな場所に持って行って、食べてもらい、吉川の特産品として外に持っていくものとして使ってほしい」と新商品の成功を願っている。また、委員会メンバーで小浜屋菓子店の中村美津江さんは「委員からいろいろな意見を提案してもらったが、作って形にするのは大変な部分もあった。やっとここまできて一安心している。どら焼きが吉川をPRする原動力になってくれれば」と話している。
商工会では、来月1日に行われる「越後よしかわ酒祭り」の会場で試食アンケートを実施する。アンケートを踏まえ、さらに改良し、12月に吉川区原之町の菓子店 小浜屋菓子店で販売される予定。
「よしかわうまれ」試食アンケート
■日時:10月1日(日)午前11時~
■会場:道の駅 よしかわ杜氏の郷(上越市吉川区杜氏の郷1) ※第20回越後よしかわ酒祭り会場内で実施
■人数:先着80人(無くなり次第終了)
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