2017年09月13日 14:27更新

   全国消防救助技術大会のロープブリッジ渡過(とか)種目で入賞した、上越南消防署の兼村 修平さんが13日、上越市長に大会の結果を報告した。

全国大会で入賞  兼村 修平さん（28）

上越南消防署の兼村 修平 消防士長は、8 月23日に宮城県で開催された全国消防救助技術大会のロープブリッジ渡過種目に県の代表として出場した。

練習時の様子

ロープブリッジ渡過は川の対岸にロープで渡ることを想定し、空中に張った20mのロープの上を往復する種目。兼村さんは2年前から取り組んでいる。一昨年は上越消防の選考会で落選。去年は県大会で敗退。そして今年、念願の全国の舞台を踏んだ。

競技は標準タイム内に、いかに減点を少なくするかがポイントで、結果は「入賞」か「否(いな)」のどちらかのみ。兼村さんは大会では20秒8と自己記録の19秒台には届かなかったものの見事入賞した。

兼村さんは「緊張もあったが、最低限の入賞は出来て良かった。今回の救助訓練の根幹にあるのは市民の安全安心。大会に出場することで、それがアピールできた良かった」と振り返った。

村山市長は、兼村さんの鍛え上げられた筋肉をほめながら大会結果を労い「技術だけでなく入隊したときの経験なども含めて、良い先輩になって若い人たちを育ててください」と今後の活躍にエールを送った。

来期の大会出場に向け、上越消防内ではきょうから選考が始まっており、約60人がエントリーしている。兼村さんは「今回の全国大会で見て感じたことを若い職員に伝えて、上越消防の組織力向上に還元していけたら」と話した。

※2017年9月13日　ニュースLiNKで放送　初回18:30～