2017年09月13日 08:02更新
妙高市を暮らしやすいまちにするため、若者が意見を出しあう「妙高わかもの会議」。この中でまとめられた提言書が12日、妙高市の入村市長に手渡された。
入村市長(写真左)に提言書を提出した小林会長(写真中央)と古川副会長(写真右)
妙高わかもの会議は、まちづくりに若者の意見を取り入れようと行われている市の事業で、妙高市内在住もしくは勤務する20代から40代の11人が参加している。2年目の今年は観光振興策をテーマに温泉や特産品、情報発信など7つの観点で話し合いが進められてきた。
その結果を提言書にまとめ、メンバーが12日に市長に説明した。このなかで、温泉街を活性化させるプロジェクトでは、女性や子どもを対象にSNSを通じて妙高の情報を発信した人へ浴衣のプレゼントや浴衣レンタルなどが提案された。この他、妙高の魅力を発信するプロジェクトでは、大学の実習やサークル向けに格安で長期宿泊できる場所を提供し、滞在中にSNSなどで情報発信してもらうアイデアを提案した。
説明を聞いた入村市長は「みなさんの思いを具現化することが大事。具現化するために、何と何が次にどう絡むかということにつながる。大いに期待しているし、みなさんの後押しをしたい」と、提言を前向きに捉えていた。
妙高わかもの会議の小林隆浩会長は「それぞれの個性を生かして、いろいろな観点から深掘りできたので、前回よりも提言としては分かりやすくまとまった」と振り返り、「妙高にはいいものがそろっている。観光をしっかり打ち出し、妙高をPRできるように、仕組みや土台を作りたい」と話した。
市によると、提出された提言書の内容は検討された上で、実施可能なものは来年度の予算に反映されるということ。
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