2017年08月17日 14:13更新
8月6日、上越市高土町2丁目の交差点で、軽乗用車と普通乗用車が衝突する事故があった。この事故を含め、現場付近では今年だけで9件の事故が発生している。
2017 年8月6日 高土町2丁目 写真提供:廣田敏郎さん
6日に事故があったのは、高土町2丁目の市道と県道が交わる交差点。軽乗用車と普通乗用車が衝突し、軽乗用車が横転した。
現場周辺では6月にも車同士の事故があるなど、今年に入り人身・物損あわせて9件の事故が発生している。その多くは、この道に不慣れな地元以外のドライバーによるものだった。周辺は住宅街で、多くの児童・生徒がこの道を利用していることから、近隣住民は不安を抱いている。
高土町2丁目 廣田町内会長
「大きなケガは起きていないものの、車が大破し、見た目は大事故。町内会の会議でも対策を考える必要があると、声があがっていた」
上越警察署によると、事故の原因は、他の道路ではあまり見られない特徴があるという。
優先道路(県道) 小路(市道)
通常の交差点は、幅の広い優先道路と狭い小路が交わり、小路に一時停止線がある。しかし、ここは交わる道路の幅が同じ。さらに、道路上の停止線や「止まれ」の文字も消えかかり、優先道路がわかりづらいと分析する。
消えかかる「止まれ」の文字
地元町内会は、事故を減らそうと7日、上越市と上越警察署に要望書を提出した。
その結果、警察では年内に白線や文字を引き直し、「止まれ」の標識を新たに付け直すことに。町内会では今後、地元以外の人に周知できる方法を検討していくということ。
上越警察署管内では7月末までに人身事故が168件発生。このうち7割近くが交差点での事故だった。警察では「たとえ停止線がない優先道路でも、安全に進行する義務がある」とし、安全運転を心がけるよう呼びかけている。
2017年8月17日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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