2017年08月15日 13:51更新
8月17日から九州各地ではじまる全国中学校体育大会。上越市から出場する選手を紹介する。
柔道81㎏級に出場する雄志中3年の川室 勇人さん。柔道をはじめた小学2 年生から念願だった全国大会の切符を手にし、喜びを見せる。
「全国大会は小学生のころからの夢。出場が決まってうれしかった。今までやってきたことが実を結んだので感動して泣いてしまった」
川室さんは小学6年生のときに、はじめて県大会で優勝。その後も数回優勝を勝ち取ってきたが、全国につながる大会では力を発揮できずにいた。
去年の夏の大会では、周りからの期待が重荷となり、準決勝で敗退。悔しい思いをした。
学校には柔道部がなく週2回、柔道クラブに通って稽古をしている。昨年の敗戦からは、普段の稽古の他に、自宅での走り込みなど自主トレーニングを重ねてきた。
迎えた7月下旬の県大会。決勝戦で見附の3年生と対戦。試合は延長戦まで続き最後は川室さんの得意技「内股」で全国への切符をつかんだ。
川室さんは、県大会前に右肩を怪我していたが、周りにはそのことを内緒にしていた。それには「終わって、もし負けた時に痛かったから負けたと思われたくなかった」と、負けず嫌いな一面をのぞかせる。
誰よりも練習熱心。努力家で、勉強も手を抜かず、同じ道場の仲間からも絶大な信頼を受けている川室さん。大会まで2週間となったこの日の稽古では、約1時間半みっちりと「打ち込み」をし、技に磨きをかけていた。
「得意技(内股)をずっと練習してきたので一本をたくさんとって入賞目指して頑張りたい」
柔道は22日から福岡県ではじまる。81㎏級の個人戦は25日に予定されている。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.