2021年12月30日 04:19更新
赤泊地区下川茂の五所神社で、御神木の枯れ枝からトキの飾りが制作されました。
制作したのは、羽茂三瀬に住み、林業を生業にする金塚広太さんです。金塚さんは林業に携わる人が減る中、一人でも多くの人に木に親しみを持ってもらいたいと、去年から「さど森人(もりびと)プロジェクト」と題した取り組みを行っています。
その活動の4回目として、切り株で作った植木鉢を配布。その収益15万円ほどは五所神社の樹齢およそ800年の大杉の手入れの費用にしました。
今回の木で作られたトキは、その際に撤去した大杉の枯れ枝から制作されました。羽や顔を彫刻刀などで形作り、最後に0.5ミリほどの厚みの羽を一枚いちまい開いて完成です。
御神木の枯れ枝で作ったトキは絵馬として、1月1日に五所神社で1つ2000円で10個ほど販売し、収益は先日火災で社殿が全焼した佐和田地区の二宮神社に納める予定だということです。
金塚広太さんは「木目が一つひとつ違うからこそ、個性あふれる作品ができます。このトキの飾りを通して木の魅力を知ってもらえたら嬉しいです」と笑顔で話しています。
また、五所神社の宮司、風間昌平さんは「五所神社の御神木が、希望した方の自宅に届くことに喜びを感じます。二宮神社への寄付は、みんなが気にかけているんだというメッセージになれば」と話しました。
佐渡テレビジョン
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