2021年10月01日 18:30更新
地元愛にめざめる旅!
コロナ禍で市外への修学旅行ができなかった上越市立牧小学校の5・6年生が、行先を上越地域に変更し、1日は高田地区にある町田醤油味噌醸造場を見学しました。
牧小学校の修学旅行は、新潟市や村上市などを予定していましたが、コロナ禍で地元の上越地域に変更しました。日程は9月30日と10月1日の2日間で、5・6年生14人は妙高市のロッテアライリゾートに宿泊し、糸魚川市のフォッサマグナミュージアムなどを巡りました。きょうは上越市の特産品、メイド・イン上越の製造現場を学ぼうと、東本町にある老舗、町田醤油味噌醸造場を見学しました。ここの醤油と味噌は学校の給食で使われています。
児童は、もろ味を圧縮して醤油を絞り出す昔ながらの作り方を見て、製造の工夫や苦労を尋ねていました。
町田靖典専務は「醤油づくりは発酵や熟成をあわせて早くて6か月ほどかかるが、うちの場合は上越の気候にあわせて醤油を作っていて、夏に発酵、冬に熟成させ、出来上がるまでに1年かかる」と説明しました。
児童には見学のおみやげに、1人1本ずつ醤油がプレゼントされました。
児童
「工場に入って醤油の良い香りがした。醤油の作り方を初めて知れてすごい」
「年季みたいなのを感じたし、長く続けているんだと思った。醤油をもらったのでこれから自分で使ってみたい。修学旅行は大満足!」
「地域の良さが分かった。これからも上越の色々なところをまわって良い点をほかの人にも伝えられたら」
担任の長井健太郎教諭は「感染リスクを減らして安全にどこへ行けるか。保護者からも意見をもらい、上越地方に行くことになった。都会など華やかな場所が良いとイメージする子もいると思うが、地元にも良いものはある。上越の良さを子どもたちが知れて良かった」と話していました。
児童はこのほか、30日に南本町の髙橋孫左衛門商店も見学したということです。
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