2021年06月30日 19:02更新
7月1日は妙高山と火打山の山開きです。これを前に30日、妙高市の関山神社で安全祈願祭が行われ、関係者がシーズン中の無事故を祈りました。
日本百名山の妙高山と火打山がある妙高山系は、毎年7月1日が山開きです。安全祈願祭には、観光関係者や警察、消防署員など約30人が出席して、登山者の無事を祈りました。
妙高市などによりますと、現在の登山ルートは、燕新道登山道の一部に危険な箇所があるほか、妙高山と火打山の間の大蔵乗越付近に残雪があります。いずれも通行は可能ということです。
〈妙高ツーリズムマネジメント古川征夫会長は、「夏山シーズンが開幕。高谷池では花が楽しめ、9月になれば紅葉楽しむ機会も多い」とPRしていました。
例年ならば、山開きにあわせ、関係者が妙高山を登って山頂からご来光を拝んでいましたが、コロナの感染対策で、集団での登山は去年に続いて今年も中止となります。あわせて燕温泉での妙高三尊阿弥陀如来像の御開帳も中止です。
一方で、今年は登山客が増加傾向ということです。妙高ツーリズムマネジメントによりますと、高谷池ヒュッテの予約が去年の1.7倍のペースで入っているということです。
古川会長は「妙高は自然が売り。大事にして民さんにも楽しんでいただきたいが、ヒュッテなどではコロナ対策、マスク消毒などしっかり対応してほしい」と呼びかけていました。
なお、妙高山と火打山では、登山者が任意で入域料500円を提供する制度がはじまりました。これまでにおよそ400万円が寄せられ、ライチョウの生息調査や登山道の整備にあてられるということです。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.