2021年06月29日 13:44更新
佐渡市金井地区大和の茶畑でお茶の収穫が最盛期を迎えました。
両津地区立野にある障がい者就労トレーニングファーム「チェレンジド立野」は、耕作放棄地を利用し3年ほど前からお茶の収穫をはじめました。この日はメンバー4人が収穫作業にあたりました。
収穫の前日から畑の蜘蛛の巣などを取り除き、刈り取る直前にもほうきを使ってゴミなどを落としたのち、機械を使ってどんどん茶葉を刈り取っていきます。
金井地区と両津地区にまたがる吉井地区周辺では、江戸時代からお茶の栽培が盛んで、現在もおよそ20軒が栽培を行っています。しかし高齢化などから本格的に出荷しているのは2軒のみです。
ほうじ茶は一般的には、2番茶以降につんだ葉を使用しますが、佐渡では一番茶の若い芽を使用するため香りが高く、甘みが強いと評判です。
チェレンジド立野では、去年は80キロの収量があり、自然栽培で収穫したお茶を、施設が運営するカフェで提供しているほか、JA佐渡にも出荷しています。
作業にあたったメンバーは「みんなで一緒に作業することでがんばれる。健康的なお茶を飲んでほしい」と話していました。
また、この日は前日に収穫した茶葉がJAのお茶化工場で加工されました。
工場では、蒸して、揉み、乾燥させる作業が行われます。乾燥しすぎると茶葉が細かくなりすぎるなど、注意深く調整が必要で、職員は、茶葉の状態をしっかりと見極めながら丁寧に作業にあたっていました。
6月に収穫された潟端地区のお茶は、7月には店頭にならびます。
佐渡テレビジョン
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