2017年06月21日 17:49更新
医師不足からくる医療環境の悪化に歯止めをかけようと、上越地域の県議会議員らが21日、県の対応を求める要望書を米山知事に手渡した。
21日 新潟県庁
要望したのは、元県議で民進党新潟県第6区総支部長の梅谷守さんの呼びかけに応じた、上越地域選出の県議と、上越市と妙高市の市議などでつくる有志の団体。
要望では「新潟労災病院とけいなん総合病院で、深刻な医師不足のため診療に支障が生じ、地域住民から不安の声が上がっている」としたうえで、県に解決に向けた対応を求めた。
具体的には、二つの病院の機能を継続させるための医師確保。上越地域の医療機能の役割分担や、連携のために、設立母体が異なる病院間の調整役を県が担うこと。さらに、医師の確保につながる上越地域のイメージアップの3点。
要望を受け取った米山知事は「医師不足から労働環境が悪化する悪循環は絶対避けたい」と述べ、医師不足の深刻さと病院機能の維持に理解を示した。そして、各病院の担当者から事情を聞く場を設ける考えを示した。
要望した団体は、今後も県の対応を見守ることにしている。
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