2020年12月16日 14:50更新
「田舎の酒」をキーワードに企業イメージをアピールしている岩手県釜石市の酒蔵に、地域ブランドの作り方を学ぶビジネスセミナーが、15日に上越市の高田城址公園オーレンプラザで開かれた。このセミナーはJCVが東北経済連合会の協力を得て定期的に開いている。
今回のテーマは、地域ブランドの作り方。講師を務めたのは、岩手県釜石市の酒造会社「浜千鳥」の代表取締役社長 新里進さん。
「浜千鳥」は創業98年、販売先の9割が岩手県内という地元に根付いた酒蔵。一方で「田舎の酒」をキーワードに、都会への市場開拓を進めている。
具体的には、地酒を楽しむイベントの開催。さらには、顧客に酒米の田植えや稲刈り、酒の仕込みまでを体験してもらう参加型のプロモーションに取組んできた。その結果、全国にファンが増えて地域ブランドにつながっているという。
新里さんは「地域ブランドは客との約束事であり、すぐにできるものではない。地酒はその土地の風土によって個性が出るもので、地域にとってなくてはならないもの。基本を守りつつ進化することで、高い品質を生み出す会社でありたい」と話していた。
このセミナーの模様は、後日JCVで放送する予定。
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