2017年05月29日 17:18更新
上越市東中島に建設された新しいクリーンセンターで6月から始まるゴミ焼却炉の試運転に先立ち、29日に安全を祈願する火入れ式が行われた。
上越市新クリーンセンター(上越市東中島2963)
新しいクリーンセンターは、現在稼働している第1、第2クリーンセンターの老朽化のため、既存施設の西側に建設された。
建物工事はほぼ終わり、来月からごみ焼却炉の試験運転がはじまる。きょうは実際に焼却炉に火を入れる「火入れ式」が行われ、工事関係者など約60人が出席した。
新しいクリーンセンターは6階建て。延べ床面積は1万167㎡。1日170トンのごみを処理できる。(参考:昨年の上越市の可燃ごみ1日平均の焼却量は114トン)
ゴミを燃やす熱を利用して最大出力6,000kw以上を発電することもでき、発電した電気は施設で使用する他、電力会社に販売する計画で、年間2億円の収入が見込まれている。
また、ゴミが運び込まれてから処理されるまでの経過が見学できるようになっているのも特徴のひとつ。
あいさつに立った、上越市の村山市長は「上越市の将来を見据えた価値ある投資。循環型社会、環境に配慮した施設で学習エリアも充実。市民の環境意識を高めるものになる」と期待を述べた。
新しいクリーンセンターの本格稼働は10月1日。来月12日から実際にゴミを焼却する試運転が始まる。
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