2017年05月26日 15:58更新
梅雨や台風で川が増水する時期を前に河川を管理する関係機関が26日、妙高市内の関川上流の水防設備を点検した。
安全点検は梅雨から夏にかけて川の水量が増えた場合に備え、事前に水防設備や資材の備蓄状況を確認するため毎年この時期に実施している。
26日は高田河川国道事務所や上越地域振興局など関係機関の職員22人が、妙高市内で氾濫したことがある場所や関川の水位観測所など7か所を点検した。
平成7年の7.11水害では妙高市月岡で関川の堤防が決壊し、周辺の住宅や農地が浸水する被害が出た。月岡では水害を教訓に、杭や土のう袋を保管する資材庫や、土のう用の盛り土を設置している。
関係者は被害を防ぐための資材が足りているか、危険な場所がないかをメモや写真をとりながら確認していった。
上越地域振興局地域整備部治水課の鍋倉章宏課長は「点検は被害を未然に防止する目的。今のうちに点検し、出来る限りのことをして準備する。パトロールで異常があれば、その都度解消する」と話した。
上越地域振興局によると、この日の点検で不備は見つからなかった。関川下流域の安全点検は6月中旬に行われる予定。
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