2019年11月25日 18:56更新
上越市桑取川にのぼってきたサケの捕獲に上越市立潮陵中学校の全校生徒が25日、挑戦した。サケの捕獲体験は地域の自然やなりわいを学ぶきっかけにしてもらおうと、毎年行われている。雨が降る中、全校生徒27人が川に入り、重さ6㎏ほどの網を打った。指導した桑取川漁業協同組合によると、中学生がサケの投網漁を体験するのは全国でここだけではないかという。この秋、桑取川のサケ漁は6日に始まった。平年で約8000匹を捕獲しているが、去年は5200匹。ことしはさらにその半分のペースで、去年に続く不漁となっている。生徒は一人ひとり懸命に網を打ったが、空打ちが目立ち、かかったのは7匹に留まった。捕獲に成功した男子生徒は「2週間前から昼休みなどにコンクリートの上で練習してきたが、本番は足場が悪い。思った以上に難しい。腰というか体の回転で投げるのがコツ。良い感じで網が開いてくれた。たまたまだったが入ってくれてよかった。」別の男子も「最初はダメかと思ったが捕れた。他ではできないことですごい良い経験になった。お父さんの代とかに始まったらしいが長く続いていてすごいと思った。」
潮陵中学校では、22日にサケを燻製にするため、3枚下ろしなどの加工体験を実施している。来週にはオリジナルの「潮燻」300パックができあがり、地域に配布される予定。
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