2019年10月11日 10:40更新
上越市在住の親子が誤って毒キノコを食べ、食中毒の症状で入院していたことがわかった。上越保健所管内(上越市・妙高市)では今年初めての発生となった。
上越保健所によると、食中毒の症状で入院したのは、上越市在住の親子10代と40代の女性2人。10月9日に妙高市内の山中で「シロハツ」と思い採取したキノコを、家族3人で野菜スープに調理して食べたところ、うち2人がおう吐、下痢、腹痛、吐き気の症状が出て、医療機関を受診し入院した。すでに親子は退院し快方に向かっている。
キノコの専門家が残品などを確認したところ、有毒キノコの「シロハツモドキ」であることがわかった。
【シロハツモドキの特徴】
・傘は径6~20cm、表面は粘性がなく、白色、古くなると汚黄土色になる。中央は窪んだまんじゅう形からじょうご形に開く。
・柄の長さは3~6cmで太さは12~20㎜と太く短く、白色。
・可食の「シロハツ」と非常に似ているため間違えて食中毒になることがある。
保健所では、種類の判定ができないキノコは「採らない」「食べない」「人にあげない」。 確実に鑑定できる専門知識のある人に鑑定してもらう、または保健所に相談するよう呼び掛けている。
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