2019年09月12日 04:28更新
心肺蘇生法を学ぶ救命講座が11日、上越市の高田公園オーレンプラザで開かれた。
この講座は万が一のときに備え、誰でも救命活動ができるよう、危険物安全協会と上越南防火管理者協会が防災の日にあわせ毎年行っている。11日は市内の事業所などから32人が参加した。
参加者は、上越南消防署の救急隊員から、胸骨圧迫と人口呼吸、AEDの正しい使い方についてレクチャーを受けた。
つづいて、人形をつかった実技に真剣な表情で取り組んでいた。参加者は「胸骨圧迫は非常に疲れた。AEDは使ったことはないが、音声どおりにやれば誰でもできるとわかった」と話した。
上越南消防署によると心停止などが原因で突然倒れる人は、全国で年間約7万5,000人いるということ。救急車の到着時間は全国平均で9分ということで、その前に、まわりの人がAEDをつかえば、要救助者の1か月後の社会復帰は確率は43.3%。これは救急隊が到着したあとの18.9%に比べ2倍以上、社会復帰の確率が上がる。
上越南消防署の國弘泰昌署長は「現場に立ちあわせたときは、まず落ち着く。そして的確な発声で周囲の人を集める。あなたはAEDを持ってきてください。あなたは119番通報してくださいと。対象を明らかにして協力を求めることが大事」と呼びかけた。
※ご覧の記事の内容は2019年9月12日(木)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
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