2017年03月30日 18:09更新
上越市頸城区の坂口記念館で雪椿が今年もあざやかな花を咲かせている。
坂口記念館は、応用微生物学の世界的権威で「酒博士」として知られる坂口謹一郎(きんいちろう)博士が、戦時中に疎開した場所に建てられた。
庭の雪椿は博士が集めたもので、博士自身の設計図を基に植えてある。博士は、将来コメ余りになることを予見し、椿の苗木を販売し農家の収入になればと考えていたという。
現在も100種200本の雪椿が栽培されており、品種によって2月から咲きはじめ、4月中旬にかけて見頃が続く。
なお、坂口記念館では椿の花が盛りを迎える4月1日から博士を顕彰する恒例の催し「酒とつばきの祭典」が開催される。
※2017年3月30日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~