2019年08月09日 15:13更新
上越妙高駅の西側にある国の指定史跡釜蓋遺跡で、8月から大学生が発掘調査に取り組んでいる。
写真:上越市教育委員会(平成30年11月撮影)
釜蓋遺跡は平成17年、上越妙高駅を建設する工事の過程で発見された。これまでの調査で今からおよそ1,800年前、弥生時代の終わりから古墳時代のはじめの集落跡だったことがわかっている。
上越市ではこの遺跡を多くの人に知ってもらい、歴史研究者が集まる場にしようと、4年前から考古学をまなぶ学生に発掘への参加を呼びかけている。
9日は、新潟大学や金沢大学などの学生4人が土器などを選別する作業にあたった。学生は、ピンセットを使い、ひとつひとつ確認しながら種類ごとに分けていった。
参加した大学生は「土壌水洗作業や選別作業など、初めてで貴重な体験になった」「土器などが地道な作業で発見されていて興味深かった。来年も参加したい」と話した。
市の担当者は「実際に発掘作業に関わることはなかなかできないこと。この貴重な経験を将来に活かしてほしい」と話していた。
釜蓋遺跡ではこれまでヒスイや勾玉、壺などが発掘されている。市ではこれまで10年間の調査結果を1冊の本にして来年度発行する予定。
※ご覧の記事の内容は2019年8月9日(金)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 8月9日 19:00~ 8月16日 19:00まで)
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.