2019年05月31日 18:51更新

5月26日に上越市大日で行われたイベント「リボーン 謙信あつめ汁大鍋イベント」で、来場者を含む26人が食中毒の症状をうったえていることが31日にわかった。

新潟県福祉健康部によると、イベントの主催者から上越保健所へ、イベントで提供されたおにぎりの売れ残り品を持ち帰って食べた職員とその家族16人に、胃腸炎の症状が出ていると連絡があったという。

保健所が調べたところ、イベント関係者とその家族、来場者6人を含む計26人に、5月26日の午後7時ごろから嘔吐、下痢、腹痛などの症状が出ていることがわかった。検査の結果、3人の便や残品の「鯛塩焼きおにぎり」「フグおにぎり」から黄色ブドウ球菌が検出された。

患者が共通して食べた食品がおにぎりに限られることや、おにぎりから黄色ブドウ球菌が検出されたこと、さらに医師から食中毒の届け出があったことから、保健所は「鯛塩焼きおにぎり」と「フグおにぎり」が原因の食中毒と断定した。

なお患者らは全員快方に向かっているという。

イベントは1日限りの臨時飲食店営業の許可であったことから、上越保健所はイベント主催者に対して書面による行政指導を実施したということ。