2019年05月31日 18:17更新
妙高市の笹ヶ峰放牧場で31日から牛の放牧が始まった。放牧は牛の体力作りや骨格の強化、繁殖などを目的に行なわれている。笹ヶ峰放牧場の広さは108ヘクタール。標高1,300mで夏も涼しく、草原には複数か所に湧き水があり、牛が過ごしやすい環境になっている。放牧は例年、雪の消えるこの時季に始まる。
この日は放す前に、牛の体重測定や妊娠の有無の確認、またワクチンの接種などが行われた。
初日は、和牛27頭、乳牛29頭、あわせて56頭が放された。このうち7頭は新潟、新津、五泉など下越地域の牛で、初めての受け入れとなった。この背景には上越地域の畜産農家が少なくなり、牛の飼育数が減っていることがある。このあと、佐渡からも2頭受け入れるということで、最終的に78頭が放牧される見込み。
新潟県笹ヶ峰牧場利用組合長の木下保さんは「十分に食べて十分に運動して大きくなった帰ってきてほしい」と話した。
放牧は10月下旬まで行われる。
※ご覧の記事の内容は2019年5月31日(木)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
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