2019年04月15日 20:00更新
2020年の東京パラリンピックに向けてドイツの柔道チームが4月15日から23日までの約一週間、強化合宿で上越市を訪れている。直江津の熱い人たちが一行を最初に出迎えた。
上越市にやってきたのは東京パラリンピック柔道に出場するドイツチームの選手など13人。一行は宿泊所のホテルセンチュリーイカヤ前でバスを降りると、地元曙町内会の祇園囃子で歓迎を受けた。
また直江津南小学校の6年生57人がドイツ語で歓迎の言葉を贈り、選手となごやかに交流した。6年生は「選手達はかっこよかった。」「すごいやさしそうで良い人たちだった。頑張ってほしい。」と話していた。
ドイツ柔道連盟のノルベルト・シュペッカー青年委員長は日本語で「ぜひ練習を見に来てください。」と地元の人たちの練習見学を促したほか、リオパラ銅メダルのニコライ・コルンハース選手は「とても良い歓迎式だった。どうもありがとう。お囃子もフレンドリーな地元の人たちもよかった!」と歓迎に笑顔だった。
初日午後には上越市役所で村山市長を表敬訪問した。今回ドイツ柔道チームが上越市で合宿するのは去年8月に続き2回目。上越市はこれまでにオリンピックドイツ体操チームとの間で事前合宿のホストタウンになる覚書を交わしているが、パラリンピック柔道チームとはまだ正式に合意していない。村山市長はホストタウンに選ばれるよう、ドイツ障がい者スポーツ連盟の理事長に宛てた親書をシュペッカー青年委員長に手渡し、「12月にオープンする県立武道館が今整備されている。ドイツチームには事前合宿地としてぜひ利用していただきたい。」と話した。市ではドイツ側の返事を待ち、年内中に事前合宿地の覚書を交わしたい考え。シュペッカー青年委員長は「親書をドイツ障がい者スポーツ連盟の理事長に伝え、ぜひ上越での事前合宿が実現するよう願っている。」と期待を寄せた。
今回訪れた一行には2012年のロンドンパラで金メダル、2016年のリオパラで銀メダルを取ったカルメン・ブルスィヒ、ラモーナ・ブルスィヒ姉妹のほか、アテネパラ銅メダルのセバスチャン・ユンク選手なども参加している。練習期間は4月15日(月)から23日(火)まで。滞在中は日本のパラ柔道ナショナルチームをはじめ、新潟、茨城、岐阜などの県警チーム、上越高校の柔道部などと合同練習に臨むほか地元の小学生や大学生とも交流する予定。
※ご覧の記事の内容は2019年4月15日(月)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間日15日 19:00~19日 19:00まで)
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.