2018年08月05日 16:11更新
上越市五智の交通公園に保存されている機関車に親しんでもらおうと、機関車の清掃活動が行なわれ、鉄道OB会や親子連れなどが1年の汚れを落とした。
清掃活動は4年前に機関車の車体が塗り直されたことをきっかけに、その翌年からJR東日本鉄道OB会直江津支部が年に1回、企画している。
今回、参加したのは直江津支部のメンバーのほか、高校生や親子連れなど一般のボランティアを含む25人。はじめに機関車の車体の汚れを水で流したあと、雑巾で拭きとった。
また、運転席もきれいにした。運転席には圧力計があり、レトロな雰囲気が漂う。「まるでディズニーランドのアトラクションのようですね」と、写真を撮っている人もいた。
参加者は「ピカピカにしたら、格好良くなった」「車両を維持するために活動をしている人たちがいることを知った」と話していた。直江津支部の今川重雄支部長は、「直接触れることで重量感を味わってもらえたのでは」と話す。
機関車は80年前に製造され、46年前まで直江津と山形県の間などを走っていた。D51型の機関車、「デゴイチ」の名で親しまれ、現在、交通公園に保存されている。
直江津支部の今川支部長によると、機関車はまだ走ることができるという。そのうえで、今川支部長は「直江津駅構内を150mほどでもいいから、動かす機会があれば。そうすれば、鉄道のまち直江津の活性化にもつながる」と、機関車を活用していく考えだ。
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