2018年06月11日 18:26更新
ことし5月に新潟市で起きた女子児童殺害事件をうけ、上越市が小学生の下校ルートを見直した結果、2つの校区でそれぞれ1カ所ずつ変更したことがわかった。
11日に開かれた上越市議会の一般質問で議員からの質問に対し、市教委 野澤朗 教育長が回答したもの。野澤教育長は「検証の結果、2校の小学校で交通量が少なく、交通安全面から通学路に適しているとしていたところが人通りが少なく、防犯面から1か所ずつ変更した」と明らかにし、「今後、学校ごとに児童・生徒が1人になる場所を把握し、課題を整理し、通学路の安全確保に努めたい」としている。
このほか、昨年度、登下校中などに確認された不審者情報は24件だった。また、今年度は先月末までの2か月間ですでに18件となっていることもわかった。内容はカメラなどで撮影されたり、声かけやまとわりつきとなっている。各校の見守り活動の実施状況は以下の通り。
小学校 登校時の見守り活動の実施状況
■毎日実施 29校
■交通安全週間など限定期間実施 20校
■全く実施していない 1校
下校時の見守り活動の実施状況
■毎日実施 26校
■週2~3回実施 5校
■交通安全週間など限定期間実施 12校
■全く実施していない 7校
村山市長は「新潟市の事件を受けて、不安に感じている市民が多いと思う。警察・地域住民の力を借りて連携を図りながら不審者対策に意を用いていく」と話している。
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