2016年12月02日 17:41更新
上杉謙信公にゆかりのある食材で作られた給食が2日、合併前上越市の小学校で提供され、子どもたちが戦国時代に思いを馳せながら味わった。
提供されたのは、その名も「謙信かちどき御膳」。
謙信公がよく食べていたとされる「梅干し」を使い、春日山の四季を表現したあえもの。宿敵、武田信玄に塩を送ったことから名づけられた「義の塩」で味付けしたあんをかけた厚揚げ。児童が、春日山の山頂に土を運ぶ「義の土一袋運動」に取り組んだことから、厚揚げを春日山に、あんを土に見立てている。そして、戦のときに兵士に振る舞ったとされるあつめ汁。ズイキやサトイモの他、出汁に使った煮干しや昆布もそのまま入っている。
この献立を考えたのは、春日小学校の栄養教諭 飯塚有紀さんを含めた6人。春日小学校では謙信公や春日山城について学習しており、給食を食べて振り返りが出来ればと考案した。献立は、今年度の新潟県学校給食調理コンクールでも最優秀賞に選ばれた。
特に、春日小学校の給食では、5年生が育てた米が使われたこともあり、児童はおいしそうに味わっていました。飯塚さんは「楽しく、おいしく、興味を持って食べてほしい。子どもたちの興味や活動に関係がある給食つくりたい」と話していた。
※2016年12月2日 ニュースLiNKで放送 18:30~