2017年12月11日 14:52更新
毎年行われてきた「久比岐野陶芸展」の開催が今年で最後となる。会場の上越市市民プラザには、60を超える作品が並び来場者を魅了している。
久比岐野陶芸展は上越市の陶芸家 髙井進さんが中心となり、上・中越のアマチュア陶芸家とともに15年間続けてきた。市民に幅広く陶芸を楽しんでもらいたいというテーマは変わらなかった。アマチュアにとっては展覧会への入選をめざし、自分の力を高める場でもあった。
会場には57点の作品と招待作家の8点が展示されている。今年、最も評価の高い会長賞に選ばれたのは上越市の片桐 満寿雄さんの作品「花器 苔むす岩」。きめ細かく釉薬を使って、岩の存在感が力強く伝わってくる。
久比岐野陶芸展は、主催の髙井進さんが高齢のため15年目の今年が最後の開催となる。しかし、アマチュアを励ましてきた高井さんの志は、これからも多くの愛好家に受け継がれていくと期待されている。
出品者のひとりは「直江津の海岸砂を使っている、髙井先生の教えで地元のものを使いたかった。皿には正月おせちを乗せて使いたい」と話していた。
久比岐野陶芸展
■会場:上越市市民プラザ
■期間:14日(木)まで(午前10時~午後6 時 ※最終日は午後4 時まで)
※2017年12月12日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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