2017年12月11日 06:07更新
上越市民の歌や小学校や高校の校歌を作曲した上越教育大学大学院の後藤丹(まこと)教授が、来年3月に定年退職することになり、9日に記念のコンサートが開催された。
コンサートは、大学の音楽コースの指導者や大学院生らが企画。指導を受けた大学院生やかかわりの深い合唱グループなどが次々とステージに上がり、後藤教授が手掛けたおよそ30曲を披露した。後藤教授は、県内の短大勤務を経て32年前に上越教育大学に赴任。これまでに多くの学生の指導にあたり音楽の教員を育ててきた。一方で、作曲や編曲を手掛ける音楽家としても活躍し、手掛けた作品はピアノ曲や歌曲、合唱曲など広範囲に及んでいる。また、名立区の宝田小学校や上越総合技術高校、県立看護大学の校歌をはじめ、JCVで放送している「青田川のうた」を作曲するなど、地元とも深い関わりがある。
コンサートでは、地元のために作曲した「上越市民の歌 このふるさとを」も披露された。「音楽は楽しいもの。明るくなくてはいけない。このことを指導で実践している」と後藤教授。退職後も上越に足を運ぶそうだ。
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