2017年12月10日 19:51更新
佐渡汽船高速カーフェリーが欠航する冬期間の直江津港の賑わいづくりにつなげようと、恒例の「寒ブリ祭り」が10日佐渡汽船ターミナルで開かれた。
寒ブリ祭りは佐渡汽船が欠航する冬期間の港の賑わいづくりと、佐渡の魅力PRを目的に毎年この時期に開かれているもので、ことしで8年目。直江津港周辺の地元住民が中心になってイベントを開いていて、小学生から青年会、老人会まで地域総出でおもてなしをする。あんこうのつるし切りをはじめ、地元グルメ販売や子ども向けイベントなどが開催されターミナル内は賑わいを見せた。メインイベントは佐渡で水揚げされた重さ11キロのブリの解体ショー。
職人が手順や調理法を説明しながら、ブリは3枚におろされ、最後にかぶと割り。ショーは午後1時から始まり、午後2時からはブリの切り身がおよそ400グラム1,000円で販売された。こちらは300人限定で、予め整理券が午前10時に配られたが、開始とともにすぐ完売したということ。寒ブリが安価で手に入ることから例年リピーターが午前9時ごろから並ぶという。
イベント事務局の浦牛原伸治さんは「冬の閑散とした港周辺の地域を地元住民の力で盛り上げようとしている取り組み。佐渡のPRも兼ねて、これを機会に佐渡にも足を運んでほしい。直江津の玄関口としての佐渡。佐渡の玄関口としての直江津と、お互いが交流できるきっかけになれば。地元の海にこんなおいしいものがあるんだと皆さんに再確認してもらいたい。」と話していた。
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