2016年09月07日 18:30更新
新潟空港と台湾を結ぶ定期チャーター便が11月から運航するのを前に、台湾の旅行会社やメディアの社員がえちごトキめき鉄道のリゾート列車「雪月花(せつげっか)」を視察した。
視察したのは台湾の旅行会社とメディアの社員4人。この視察は、新潟空港と台湾を結ぶチャーター便の運航に向けて台湾の旅行会社にツアー商品を企画してもらおうと新潟県や富山県などが実施。上越地域では自然を堪能できるリゾート列車「雪月花」を視察。海外の旅行会社による雪月花の視察は今回が初めて。
一行は、トキめき鉄道の嶋津社長から雪月花のルートや車内で提供される料理の説明を受けた後、実際に雪月花の車両を見学。一部の窓の大きさが、日本の列車のなかでは最大級であることや内装には新潟県産の木材が使われていることなど説明を受け実際に体験乗車もした。体験者は「雪月花はきれいで立派な車両。すべて好きになった」「雪月花に乗れば素晴らしい風景が見られることを紹介したい」と話していた。
えちごトキめき鉄道によると、今年7月末までに雪月花を利用した外国人観光客は34人で、およそ9割は中国と台湾からの利用客だった。関係者は視察を切欠に「来年春の高田の桜のシーズンにあわせて利用者が来てくれれば」と期待している。