2017年10月08日 20:31更新
「ヤ・ナ・ギ・バ・ヒ・マ・ワ・リ、みんな~の、は~な~♪」
棚田が広がる上越市安塚区朴の木集落に、子どもたちの歌声が響いた。
使われなくなった棚田に花を植えて訪れた人をもてなすイベントが、上越市安塚区の山間にある朴の木集落で開かれた。 区を代表する花、ヤナギバヒマワリをテーマにした歌「みんなの花」を地元の児童らが歌った。作詞したのは地元の中学生、作曲したのは音楽講師の中村真二さんだ。使われなくなった農地にヤナギバヒマワリを植え、多くの人に訪れてもらおうと、朴の木集落の自治会が去年に続き開催。6年生は地域の魅力を知るための学習を通して、ことし6月、朴の木集落でヤナギバヒマワリの苗を植えた。イベント当日は高台にカフェが設けられ、6年生が訪れた人にお茶やコーヒーなどの飲み物を運ぶなど、地元の住民に協力した。棚田では現在、ヤナギバヒマワリ6,000本が見ごろを迎えている。 6年生は「大きな声で歌えた」「雨風があってもヤナギバヒマワリがきれい咲いてよかった」「安塚はヤナギバヒマワリがきれいで、自然がいっぱいだと伝えたかった」と、朴の木集落の魅力をアピールしていた。一方、自治会ではイベントの開催に向け会場の規模を去年の3倍に広げようと、7月から準備を進めてきた。当日は児童らのにぎやかな声が響き渡り、集落が活気づいた。朴の木自治会の小山春高会長は、「集落にはしばらく子どもがいなかったので、にぎやかになった。イベントを続けていきたい」と、児童の協力を喜んでいた。
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