2023年03月27日 11:30更新

自転車に乗るときは、ヘルメットを着用するという努力義務が来月1日（土）から始まります。ご存知でしたか？ 妙高市の自転車店でヘルメットの種類や選び方などを聞きました。

国は、道路交通法を改正し、来月1日から自転車に乗る人のヘルメット着用を努力義務とします。背景には、ヘルメットをかぶらず自転車の事故で亡くなった人のおよそ6割が頭に致命傷を負っている状況があります。

上越警察署交通課  板垣昌利さん
「ヘルメットをしているとしていないでは大違い。頭を保護するうえで非常に重要」

妙高市白山町にある自転車店「GHOST CYCLE（ゴーストサイクル）」です。現在、大人から子どもまで10種類のヘルメットを取り揃えていて、5月ごろまでには扱う商品を増やす予定です。

GHOST CYCLE　西脇引之さん
「注文が殺到している状態で品薄。ある程度在庫があるので選べる」

店では、ヘルメットは種類によって形や深さが違うため、実際にかぶってサイズが合っているか、痛い所がないかなどを確かめてほしいと話します。

GHOST CYCLE　西脇引之 さん
「ヘルメット自体も軽くなった。後頭部のダイヤルでフィットしやすくなっている。デザインもかっこよくなっていてかぶっている人も多い。大人も含めてヘルメットをかぶり安全に自転車を楽しんでほしい。」

上越警察署によりますと、去年、管内で自転車が関わった事故は125件あり1人が亡くなっています。また去年9月、上越市内で自転車に乗っている人がヘルメットをかぶっているか警察が調べたところ、中高生の6割以上が着用していました。一方で大人の着用率は1割程度にとどまったということです。

 上越警察署交通課　板垣昌利 さん
「車のシートベルトと同じように自転車に乗る前にヘルメットを着用し、自転車のルールを守る心構えを作るためにも、ヘルメットを着用してほしい」