2017年09月05日 17:42更新
来年3月に卒業する高校生の就職活動が始まった。企業の求人数が去年よりも約3割増え、新規採用に前向きになっていると見られる。
9月16日から始まる採用選考を前に、5日上越市内でハローワークの担当者が生徒の応募書類を事業所に手渡す引き渡し式が行われた。
今年は上越市・妙高市の企業109社が出席。ハローワーク上越によると、管内の企業に応募書類を提出した生徒は、去年よりも50人ほど少ない404人。一方で、企業が新規採用として高校生を求める求人数は、7月末で894人と去年の同じ時期と比べて3割近く増加した。
景気の回復や人手不足からハローワークでは企業が新規採用に前向きになっていると見ている。業種別で見ると、製造業が求人数・応募数がともに多い。
ハローワーク上越の金子幸二所長は「求人数は企業業績・長期的な採用計画もあって、前年比で3割近く増加している。高校生にとっては選択が広がっている。企業は高校生の若い力の可能性や伸び代を十分にみて、この地域の発展に寄与してもらえる人材の内定を進めてほしい」と話している。
引渡式ではハローワークから企業の担当者に対し、選考の円滑化や採用枠の増加についての要望も出されていた。
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