2021年11月04日 14:37更新
佐渡市の新たな名物にしようと開発された「佐渡芋汁鯛御膳」が、小木地区の4店舗で11月から提供が始まっています。
佐渡芋汁鯛御膳は、江戸中期に関西で発行された「鯛珀珍料理秘密箱上下巻」に、佐渡金山の名物として掲載されていた「佐渡芋汁鯛」のレシピを235年ぶりに復活させたものです。
新型コロナによる影響を受けた小木地区の飲食店有志が、収束までの間に、これまでにない佐渡の海産物を使った新しい料理を開発しようと取り組みました。
先月27日には「佐渡芋汁鯛御膳」の完成発表会が佐渡市小木地区のマリンプラザ小木で行われ、渡辺竜五佐渡市長をはじめ、佐渡を世界遺産にする会の中野洸会長などが出席しました。
御膳には、天然真鯛や自然薯の芋汁、お米など、全て佐渡産のものが使われています。
まずは、小木地区の飲食店4店舗が各自アレンジを加えて販売し、来年度以降、観光シーズンの新たなランチメニューとして本格的に販売していく予定です。
佐渡を世界遺産にする会の中野洸会長
「食ともう一つ町の人たちが連携して町の町並みを再構築しようとしている。それを合わせて食というのは、どうしても必要になってくるので、これを機会にもっと頑張って色んな食を作ってもらいたい」
小木地区地産地消のまちづくり推進協議会の吉川知宏会長
「地産地消がやりたい。鯛がたくさん獲れる時期に美味しい鯛を提供したい。そして佐渡産の自然薯も美味しいので、それと合わせてコロナで今はお客さんが少ないが、観光客を呼べるものはないかということで今回開発しました。世界遺産に佐渡金銀山が推薦されてお客さんが増えたときに、この『佐渡芋汁鯛御膳』が新たな佐渡の名物になることを期待している」
4店がつくる「佐渡芋汁鯛御膳」は11月1日から各店舗で完全予約制で販売されています。
佐渡テレビジョン
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