2021年06月29日 15:00更新
大雨で関川が増水し、水難事故が起きた想定の救助訓練が29日におこなわれました。
訓練は、大雨による急な増水で関川の中州に人が取り残された想定で行われ、上越消防署の24人と県消防防災航空隊の6人が参加しました。
訓練では、助けを待つ人に対し、防災ヘリコプターが到着した後、地上の救助隊と無線で連絡を取りながら慎重に要救助者を吊り上げます。
ヘリコプターは近くのヘリポートに着陸し、待機していた救急隊に要救助者を引き継ぎます。
このほか、ボート単独での救助訓練も行われました。
特別救助隊の中村俊広隊長は「水難救助はスピードが求められる。現場確認。要救助者確認で可能になる。ふだんの訓練通りの活動ができた」と話していました。
上越消防管内では、用水路や川での水難事故が去年4件。今年はすでに2件発生しています。いずれも救難ボートなどは出動せずに救助されたということです。
中村隊長は「これから出水期。水が急に増えることもある。子どもが流される事故も発生している。天候を十分把握したうえでレジャーたのしんで」と呼びかけていました。
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