2016年11月08日 15:36更新

ほくほく線の列車に佐川急便の荷物を載せて運ぶ試験運行が、六日町駅‐うらがわら駅間で11月8日に実施された。列車と荷物を同じ車両で運ぶのは国内で初めての事業。安全が確認されれば、早ければ来年４月から正式に始まる見通し。

列車に載せるのは佐川急便の六日町と上越の２つの営業所で扱う荷物。区間は六日町駅‐うらがわら駅間の約47㎞で、載せられる重さは最大で600㎏、荷物はコンテナに入れ、倒れないように固定。試験運行ではコンテナの積み方や降ろし方をはじめ、列車が走行しているときや、最高速度110㎞/hから急ブレーキをかけてもコンテナが倒れないかなどを確認した。

ほくほく線を運行する北越急行では、特急はくたかが廃止され、経営が厳しい中、新しい事業をはじめ収益につなげたい考え。一方、佐川急便は運転手不足の解消や二酸化炭素の削減、雪が積もる冬でも安定して荷物を運ぶ狙いがある。

※2016年11月8日　ニュースＬｉＮＫで放送　18:30～