2020年12月17日 06:03更新
上越市高田地区にある雁木・町家の魅力を発信しようと、大手町小学校の6年生がPR動画を制作している。16日、完成間近の動画を取材した人たちに観てもらい、感想や意見をもらった。
PR動画を作っているのは、大手町小学校の6年生56人。6年生は総合学習で高田の歴史的魅力を探っていて、1学期には高田城をテーマにPR動画を作った。
2学期のテーマは雁木・町家。児童は4人1組のチームに分かれ、旧今井染物屋やごぜミュージアムなど、7つの町家を取材してきた。撮影と編集はすべてタブレットを使い、取材の後、約1週間で2~3分の動画を仕上げた。
この日は取材した町家を回って、関係者に動画を観てもらった。そのうちのひとつ、仲町4丁目で築150年ほどの町家をリノベーションした多目的施設「兎に角」。ここで動画を観たのは改装工事を自ら手掛けた管理人の打田亮介さん。
動画を見た打田さんは「バッチリ!すごくいいと思う!」とクオリティの高さに驚いた様子。動画制作に携わった児童たちは「見る人が飽きないように、自分たちが見ても行きたくなるようなPR動画にした」、「町家は昔からあって古いイメージがあったが、リノベーションすることで、おしゃれな感じになることがすごいと思った」、「きっと高田の町家のことをまだ知らない人がいると思うので、ここに来て町家の魅力に触れてもらえたらと思う」と話していた。
打田さんは「小学生たちがすごいクオリティでPR動画を作ってくれるのは本当にうれしいこと。地元の子供たちに改めて町家の魅力を知ってもらって、どんどん発信してもらうことが、(町家の)維持・保存のために必要なことだと思う。いい取り組みですね」と話した。
6年生は今後、この日にもらった意見や感想をもとに、動画を再編集し、2学期中に完成させる予定。完成後は学校のホームページや町家関係者のSNSなどで公開を目指している。
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