2020年09月26日 11:44更新
瞑想とグルメで都会人を呼び込め!
明治時代に、妙高市関山の宝蔵院で振舞われた精進料理を、いわゆるワーケーションに活用しようと25日、妙高市が高野山の僧侶を招いて試食会を開いた。
これが150年ほど前、明治時代に妙高市関山の宝蔵院で振舞われた精進料理「月見」料理。宝蔵院に残されている日記から再現した。料理はトマトやゼンマイなど地元の食材を使った15品。宝蔵院料理研究家の吉越正子さんは「日記は月によって書かれていることが違うので、詳しく残されているものを参考に再現した」と話す。
妙高市は、都会との関係人口を増やそうと、仕事とレジャーを両立するワーケーション・ツアーを来月下旬、1泊2日で計画している。「月見」料理は、ツアーの目玉のひとつになっている。
ハートランド妙高で行われた試食会には、ツアーでマインドフルネス、瞑想のプログラムを担当する高野山の僧侶、足立信行さんが招かれ味を確かめた。足立さんは「美味しい。上品な味で、ひとつひとつの素材が生かされるような料理だった」と話した。また、ツアーの企画を担当するWe'll-Being JAPANの佐藤学さんは「都心と妙高をワーケーションで行き来する人が増えると思うので、妙高の魅力を掘り下げて提供していきたい」と今後を見据える。
ワーケーション・ツアーは10月28日(水)、29日(木)に行なわれる。プログラムではマインドフルネスのほか、妙高山登山とあわせ、月見料理が提供されるということ。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.