2020年07月28日 09:27更新
空から楽々農作業!
ドローンを使って田んぼに肥料をまく実演が27日、妙高市で行われた。 これは妙高市の農業振興協議会がスマート農業の実現へ向けて実施した。実演は農事組合法人 米蔵広島(こめぐら ひろしま)が所有する田んぼ1ヘクタールでドローンを使った肥料散布が行われた。
肥料は粒状で、出穂期を前にモミの成りを良くする効果がある。ドローンは、10アールあたり3㎏を目安に散布する。途中、バッテリー交換や肥料の積み足しがあるが、平坦な田んぼであれば、1ヘクタール約30分で作業できるということ。
ドローンを操作したのは専門の業者2社。妙高市は、ドローンを使えば、肥料を均等に撒くことができ、コスト削減に役立つとみている。
見学した人は「均等にまかれるので、ほ場整備された田んぼでは今後増えるだろう。(業者に)まいてもらえるなら、補助金があれば考えていきたい」と話した。また水田提供者は「(生産者は)高齢化で働けなくなり省力化しないといけない。遅かれはやかれ導入しないといけないと思うが、どのタイミングでやるかみえない」と話した。
妙高市ではそれぞれの農業経営規模にあった形で導入を検証していくとしている。
この他、27日には中山間地の田んぼでも実演が行われた。来月には、カメムシ防除剤をまく実演が予定されている。
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