2017年04月26日 10:00更新

えちごトキめき鉄道のリゾート列車「雪月花」の運行が始まってから23日で１年経過した。先月までに4,700人以上が利用し、好調の波に乗っている。嶋津忠裕社長は２年目の取り組みとして、年内に他の路線への乗り入れを実現すること視野に入れている。

えちごトキめき鉄道のリゾート列車「雪月花」。魅力は海や山が織りなす四季の風景、それに車内で提供される地元の食材を使った食事。

雪月花は去年４月23日から妙高高原駅と糸魚川駅の間を土日祝日を中心に運行されており、先月までに約4,700人が利用した。利用者をエリア別にみると首都圏が最多の33％。特に好調だったのが冬の運行。雪景色を求める首都圏の利用者が多く、冬は首都圏が45％にまで増えた。

さらに冬に限り高田駅で降りて雁木通りを歩くツアーを実施し、地元の住民が雁木の歴史を説明したり、菓子を振る舞ったりと地元と協力したもてなしが利用者に受け入れられた。

首都圏からの利用者が多い一方で、海外からの利用もあった。全体の利用者のうち、約200人が外国人で、台湾や中国が大半をしめた。

嶋津社長は２年目の取り組みとして年内にほかの路線への乗り入れを実現させる他、海外にも魅力をアピールしたいと考えている。