2017年04月23日 20:43更新

地域の食資源を活用し「地元ごはん」を提案する企業「プラスサチ」と地元の酒蔵による料理教室「蔵キッチン」が、きょう、妙高市の君の井酒造で行われ、参加者が酒粕の魅力を学んだ。    「蔵キッチン」は、地元の酒蔵や蔵から生まれる素材の魅力を知ってもらおうと蔵の中を会場に行われる料理教室で、妙高市での開催は今回が初めて。講師は妙高市出身でプラスサチ所属の料理研究家 片 幸子さん。東京で暮らしている片さんは、新潟、特に上越には魅力的な食材がたくさんあることを痛感し、その魅力を地元の人に知ってもらうきっかけにしたいと「蔵キッチン」を企画。

片さんはオリーブオイルソムリエの資格も持ち、大手調味料メーカーのメニュー開発を手がける他、食育教室も行うなど、幅広い分野で活躍している。

はじめに、オリーブオイルテイスターである片さんから、オリーブオイルのテイスィティングの方法や健康効果などが紹介されたあと、オリーブオイルと酒粕を使った料理２品のデモンストレーションが行われた。参加者はメモを取ったり写真に収めるなどしながら熱心に見入っていた。



完成した料理は、君の井酒造のお酒と共に参加者に振る舞われ、試食した人は、「酒粕とオリーブオイルの組合せが珍しい。美味しくて良いと思う」「何を作るか知らずに来たので内容にビックリした。酒粕を常備して使いたい」などと話していた。

君の井酒造の田中智弘専務は、「蔵の歴史とともに酒粕やオリーブオイルの魅力を改めて感じてもらえる良い機会になった。今後も行っていけたら」と話していた。