2020年02月13日 19:44更新
健康食品を製造・販売する上越市の越後薬草は、80種類以上のハーブを使った蒸留酒のスピリッツとジンを開発し、13日から販売を始めた。これだけ多くのハーブを使った酒は世界で初めてということで、いったいどんな味なのか?
これが80種類のハーブを使った80SPIRITS(やそスピリッツ)と、さらに23種類を加えた80GIN(やそジン)だ。
13日関係者にお披露目され、飲んだ人からは「パンチが効いていて、クール&ドライ」「癖がなく、爽やか」と好評なようだった。
80SPIRITSは、県産ヨモギをベースにウコン、高麗人参など80種類のハーブを使い独特の香りが楽しめる。
一方、80GINは、さらにジュニパーベリーと呼ばれるジンを作るための木の実やシナモンなど23種類を加え、スパイシーに仕上げた。いずれもアルコール度数は41度。
塚田和志社長は「80SPIRITSは、ハーブや生薬の香りがダイレクトに味わえる。80GINは、植物やスパイスで作られるコーラのようなものを目指し、ハーバルでスパイシーにした」という。
塚田社長は、越後薬草の看板商品である植物発酵エキスを作るときに生まれる副産物のアルコールを活用したかったという。いろいろ模索した結果、たどり着いたのがスピリッツとジンだった。しかし酒造りの経験はない。酒蔵などからアドバイスをもらいながら試作を重ね、開発から半年。80種ものハーブを使った世界に類を見ない商品が完成した。
塚田社長は「ほかの酒造メーカーに、こんなのある?という言葉をもらいながら、うちらしいものが出来た。満足している」とオリジナリティを追求した。
発売日の13日は、前の社長で塚田さんの父、久志さんの命日。今回の商品開発は、65歳で急死した父の遺志でもあった。「天国で親父も良くやったと言ってくれていると思う」と、塚田社長は笑った。
80SPIRITSは4,800円(税別)。80GINは5,800円(税別)で、2,000本限定。いずれも700ml。インターネット(https://yaso80gin.jp/)で販売している。
※ご覧の記事の内容は2020年2月13日(木)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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