2020年02月07日 13:06更新
気分はジャーナリスト!
高校生が、新聞記事をもとに自分で地域の課題を取材し、オリジナルの新聞を編集するというユニークな取り組みが6日、県立新井高校で発表された。一体どんな新聞なのだろうか?
新井高校では生徒たちに地域に関心を持ってもらおうと、14年前から新聞を読む活動に取り組んでいる。6日は1年生が「高齢者の運転」や「いじめ」「野生動物による被害」など、地域の課題を取り上げたオリジナルの新聞を発表した。
「認知症対策」をテーマにした班は、新聞記事をもとに認知症の症状や種類、患者数の現状について情報を整理したうえで、介護施設の職員にインタビューした。
実際に取材することで、生徒は「認知症について”なにも知らないのに”偏見を持たないことが大切」や「認知症の人にも感情があり、怒鳴ったり無視をすると不安を感じる」と気付いたという。また「偏見を持たず認知症について学ぶことで対策にもつながる」とまとめた。
発表を聞いた生徒は「将来医療関係に就きたいと思っていた。話を聞いておもしろかった。普段はあまり新聞を読まないが今回の取り組みをきっかけに自分の気になる記事などを読んでいきたいと思った」と感想を述べた。
発表されたテーマは8本。最後に、県の職員や新聞記者などが審査にあたり、最優秀作品が選ばれた。審査員長を務めた金沢大学教授は「知らなかったことを知ることからスタートしている。地域の問題は自分の問題としてとらえることが大事なこと。これから学年があがることに自分ができることをやっていってほしい」と話した。
※ご覧の記事の内容は2020年2月7日(金)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 2月7日 19:00~2月14 日 19:00まで)
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